目次
ピックルボールの基本ルール【最短まとめ】
はじめてでも大丈夫。まずはここだけ覚えれば試合、できます。
- サーブは下から(アンダー or ドロップサーブOK)
- 最初の2打は必ずワンバウンド(2バウンドルール)
- ノンボレーゾーン(キッチン)ではボレー禁止
- サーブ権がある側だけ得点できる(サイドアウト制)
- 11点先取・2点差で勝ち(大会で15/21点のことも)
コートと用語をサクッと
テニスより小さくて、ラリーが続きやすい。それが最高。
コートサイズ
幅6.10m × 奥行13.41m。サービスコートは左右に分割。ネットは中央で約86cm。
ノンボレーゾーン(通称:キッチン)
ネットから両側に7ft(約2.13m)。この帯の中ではノーバウンド打ち(ボレー)不可。
ラインの考え方
基本は線に触れていればイン。ただしサーブ時のノンボレーゾーンラインは踏むとフォルト。
サーブのルール(ここでつまずきがち)
打ち方:アンダー or ドロップ
- アンダーサーブ:腰より下で、上向き軌道でヒット。
- ドロップサーブ:手から落としてバウンドした球を下から打つ。回転を「つけて投げる」はNG。
サーブは右コート(偶数サイド)からクロスへ。ネットインは基本フォルト(ローカルで許容の有無は事前確認)。
フォルトになりやすい例
- 腰より上でヒット/上向きじゃない軌道
- ノンボレーゾーンラインを踏む
- 斜め(クロス)以外へサーブ
2バウンド(ダブルバウンド)ルール
ここだけ最初は混乱しがち。でも、ラリーが続く秘密はこれ。
- レシーバーは必ず1バウンド後に返球
- サーバー側も返ってきた球を1バウンドさせてから返す
この2打が終われば、以降はボレーOK(ただしキッチンを守ってね)。
ノンボレーゾーン(キッチン)での禁止事項
- ゾーン内に足が触れている状態でのボレー(ラインに触れていてもアウト)
- ボレーの勢いで打った後に落下して踏み込むのもNG
ポイントは「踏み込みたくなる距離で打たない」。落ち着いて。欲張らない。これ大事。
スコアとサーブ順(ダブルス)
点数の数え方
サーブ権がある側のみ得点。11点先取・2点差。だから逆転は普通に起きます。
サーブ順の流れ(超シンプル版)
- 各チームでサーバーは「#1 → #2」の順
- 両者サーブ終わったらサイドアウトで相手に権利移動
- ゲーム最初だけは例外で、最初のチームは#2から(いわゆる「0-0-2」)
スコアコールは「サーバーの点数 – レシーバーの点数 – サーバー番号(1 or 2)」。慣れれば簡単。
よくある反則・ミス
- サーブがクロスに入ってない/長すぎる
- 2バウンド前にボレーしてしまう
- キッチンでボレー(打った後の踏み込みも含む)
- 明らかなアウト球に触ってしまう(触れたらプレー続行=実質イン扱い)
初心者がすぐ上達するコツ
とにかく「ソフトに」
強打よりもコントロール。ゆるく深く、が正義。
狙いは「相手のバック側」
ミスが出やすい場所をコツコツ突く。派手さより安定。
足を止めない(小刻みに)
小さく動くと、無理な体勢のミスが激減します。ほんとに。
ルール早見表(チートシート)
項目 | 要点 |
---|---|
サーブ | 下から/右サイドからクロスへ/ドロップ可 |
最初の2打 | 双方1バウンド必須 |
キッチン | ゾーン内でボレー禁止/踏み込み注意 |
得点 | サーブ側のみ加点/11点先取・2点差 |
順番 | #1→#2→サイドアウト(開始時だけ#2から) |
よくある質問(FAQ)
Q. サーブがネットに触れて入ったら?
A. 基本はフォルト扱い。ローカルルールで異なる場合があるので事前に確認を。
Q. スピンサーブはOK?
A. 手で不自然に回転を「かけて投げる」のは不可。打撃で自然につく回転はOK。
Q. シングルスでも同じ?
A. 基本は同じ。サーブ位置やリターン位置が単純化されます。
補足メモ
大会や地域で細かな取り扱いが違うこともあります。体験会や施設のルール掲示は必ずチェックしておくと安心です。