「DUPR(デューパー)って聞くけど、結局なに?」「始めたいけど、最初に何をしたらいいの?」
この記事では、DUPRの意味・仕組み・初心者が最初にやる手順を、はじめての人向けに噛み砕いてまとめます。
DUPRとは?
DUPR(Dynamic Universal Pickleball Rating)は、ピックルボールの実力を「数字」で表すための世界的なレーティング(評価)システムです。
試合結果を登録していくことで、あなたのレベルが2.000〜8.000のスケールで表示されます。最初は NR(Not Rated:未評価) からスタート。
さらに、DUPRには「その数字がどれくらい信頼できるか」を示す Reliability Score(信頼度) もあります(1〜100%)。そして60%以上が“信頼できるレーティング”の目安です。
レーティングは、かんたんに言うと 「強さ・実力を数字で表した成績表」 です。
ピックルボールで言えば(DUPRなど)…
- 試合結果をもとに、あなたの実力が数字で表示される
- 数字が高いほど、基本的に強い(上手い)
- 目的は 同じくらいのレベル同士で試合しやすくすること(実力差のミスマッチを減らす)
身近な例で言うと、こんなものもレーティングです:
- 将棋・囲碁の段位のような「実力の目安」
- ゴルフのハンデキャップ
- オンラインゲームのランク(ブロンズ〜ダイヤみたいなやつ)
つまりレーティングは、「今の自分の強さの目安」であり、上達の変化も見えやすくなる便利な仕組みです。
なんで初心者こそDUPRが役に立つの?

初心者のうちは、上達の実感が「なんとなく」になりがちです。
DUPRを使うと、こんなメリットがあります。
- 自分の現在地が見える(NR→数値化される)
- 同じくらいの相手とマッチしやすい(ミスマッチが減る)
- 上達が記録に残る(「前より強くなった」が数字で分かる)
- イベントやクラブで参加条件にDUPRが使われることがある(今後さらに増えやすい)
初心者こそDUPRが役に立つ理由は、ひとことで言うと 「上達の迷子になりにくくなる」 からです。もう少し具体的にいきますね。
1) 自分の“現在地”がわかる(NR→数値化)
初心者あるあるで、
「自分って2.0なの?3.0なの?そもそも何者…?」ってなります。
DUPRは試合を入れていくと、NR(未評価)から数字で現在地が見えるようになります。
これだけで練習の方向性が決めやすいです。
2) 同じくらいの相手と当たりやすくなる(ミスマッチが減る)
初心者が一番しんどいのって、実は技術より
- 強すぎる相手に当たって「何もできず終わる」
- 逆に弱すぎる相手で「練習にならない」
このミスマッチです。
DUPRがあると、イベントや練習会でレベル帯を合わせやすいので、
「ちょいムズいけど勝てそう」みたいな、上達に一番いい相手を見つけやすくなります。
3) 上達が“感覚”じゃなく“記録”になる(モチベが続く)
初心者の伸びって、波があるんですよね。
ある日は「今日めっちゃ打てた!」
次の日「え、昨日の自分どこ行った…?」
みたいな(笑)
DUPRは試合を重ねるほど安定していくので、
一喜一憂しがちな時期でも 長い目で上達を確認できる のが強いです。
4) 「課題」が見つかりやすくなる(練習が具体的になる)
DUPRで同じ相手と何回かやると、
- この人には勝てるようになった
- この人にはいつも負ける(理由があるはず)
が見えてきます。
すると練習も
「ボレー強化しよ」じゃなくて
“このパターンでミスるから、そこを直す”
みたいに具体化しやすいです。
5) 早めに始めるほど「信頼度(Reliability)」が育つ
初心者は最初、数字がブレやすいです。これは正常。
でもDUPRにはReliability(信頼度)があって、
試合を積むほどその%が上がり、レートが安定してきます。
つまり、早めに始めた人ほど
- レートが安定して
- 目安として使いやすくなる
という“育てゲー”要素があります。
6) いずれ必要になる場面が増えやすい(大会・イベント)
今後、日本でもクラブや大会で
「DUPRいくつくらい?」が会話の共通語になっていく可能性が高いです。
初心者のうちから触っておくと、あとで
「え、今さら登録?試合入力?承認?」って慌てなくて済みます。
初心者にとっての結論
初心者がDUPRを使うメリットは、レートを上げることじゃなくて、
- 自分の立ち位置がわかる
- 相手選びがラクになる
- 上達が続きやすい
- 練習が具体化する
この4つが大きいです。
DUPRの数字はどうやって決まる?

ざっくり言うと、DUPRは試合を登録するたびに自動更新されます。
計算に関わる主な要素は次の4つ。
- 期待値との差(Performance vs Expectation):格上相手に善戦すると上がりやすい
- 試合タイプ(Type of Match):クラブ/大会の試合は影響が大きく、自己登録(self-posted)は相対的に小さめ
- 直近の試合ほど影響が大きい(Match Recency)
- 試合数が増えるほど安定(Match Volume)
DUPRの数字(レーティング)は、ざっくり言うと 「この試合は本来どれくらいの点差になるはず?」(期待スコア) と 「実際の点差」 を比べて、毎試合少しずつ上下します。DUPRは“改良版Elo(レーティング計算の有名な仕組み)”を使って更新すると説明されています。
仕組みの核:期待スコア vs 実際のスコア
DUPRでは各試合に「期待されるスコア」があります。
そして、
- 期待より多く点を取れた → レートが上がりやすい
- 期待より点が取れなかった → レートが下がりやすい
という考え方です。
「勝ったのに下がる」理由(超重要)
DUPR公式の例だと、
11-3で勝つはず(期待)だったのに 11-8で勝った場合、勝っていても「思ったより苦戦した」ので 勝った側は下がり、負けた側は上がることがあります。
レートを動かす4つの要素(DUPRが明言しているポイント)
DUPRの説明では、主に次の要素を見て計算します。
1)Performance vs Expectation(期待に対してどうだったか)
上で説明した「期待スコアとの差」です。
2)試合の種類(Type of match)
- 自己入力(self-posted)は影響が小さめ
- クラブ試合や大会は影響が大きめ
- 1ゲームより2/3(2先)のほうが影響が大きい
とされています。
3)試合数と“最近やってるか”(Match count & recency / Match volume)
最近の試合が多いほど、あなたのレートは「もう分かってきた状態」なので、1試合で動く幅が小さくなりやすい。
逆に試合が少なかったり、久々だったりすると、システムが学習中なので動きやすいです。
4)その試合がいつ行われたか(Recency of match)
新しい試合ほど影響が大きく、古い試合ほど影響が小さい、と説明されています。
ダブルスの「期待スコア」はどう作る?
ダブルスでは、まず各選手のDUPRから チームレート(2人の平均)を作り、そのチーム同士で期待スコアを決めます。
初心者が理解しておくと得する“コツ”
- 勝ち負けだけじゃなく点差が大事(11-9勝ちより、11-2勝ちのほうが期待を超えやすい)
- 格上に善戦すると上がりやすい(期待より点が取れた扱いになりやすい)
- 最初は試合数が少ないので、レートがブレるのは正常(試合数が増えるほど安定する)
初心者が最初にやること:最短ロードマップ(7ステップ)

1)DUPRに登録する(NRでOK)
まずはDUPRのアカウントを作ります。最初はNR(未評価)で当然です。
2)プロフィールを整える(名前・地域など)
イベントやクラブで検索されやすいように、表記ゆれしない名前にしておくのがおすすめ。
(例:本名+ローマ字表記を統一、ニックネームを固定 など)
3)「最初の1試合」をやる相手を決める(ここがコツ)
いきなり上手い人とやるのもOKですが、最初は同じくらいor少し上の人が記録にも残りやすいです。
Reliabilityを上げるには「いろんな相手・いろんなパートナー」が効きます。
4)試合をしたら、DUPRで試合を追加する
DUPRでは試合結果を自分で追加できます。
Webでもアプリでも可能で、やることはシンプルです。
(アプリの流れ:要点だけ)
- 試合追加(Match)を選ぶ
- プレイヤー(自分/パートナー/相手)を入れる
- 試合形式(1ゲーム/2先取など)とスコアを入力
- 場所やイベント名を入れてSubmit
- 参加者に通知が飛ぶ
5)相手に「承認(Validate/Verify)」してもらう
ここが超重要。
試合をアップした人以外の参加者は、結果を承認(Validate/Verify)か否認(Deny)する必要があります。
全員の合意が揃うまで「Pending(保留)」になり、反映されません。
6)もし間違いがあったら、まずは否認 or 修正依頼
- 誰かがDeny(否認)すると、その試合はプラットフォームから削除されます。
- クラブ経由で登録された試合が間違っている場合は、クラブの運営者(director/organizer)に連絡が基本です。
7)最初の目標は「Reliability 60%」を目指す
DUPRは、最初のうちは上下しやすいです(むしろ正常)。
目標は「数字そのもの」より、Reliabilityを60%以上にして“安定した自分の現在地”を作ること。
よくある初心者のつまずきQ&A
Q1. NR(Not Rated)のままだけど大丈夫?
大丈夫です。新規はNRから始まり、試合を記録していくと2.000〜8.000のスケールで表示されます。
Q2. なんか勝ったのに下がった気がする…
DUPRは「勝ち負けだけ」ではなく、期待値との差や相手のレート、点差、直近性などで動きます。
序盤は特に揺れやすいので、まずは試合数を積む方が早いです。
Q3. Reliabilityはいつ更新される?
DUPRの説明では、Reliability Scoreは毎週火曜日に更新されます。
まとめ:初心者の“最初の一歩”はこれでOK
- DUPRはピックルボールの実力を数字で見える化する仕組み(最初はNRでOK)
- 数字とセットで大事なのが Reliability(信頼度)。まずは**60%**を目標に
- 初心者が最初にやるべきは
- 登録 → 2) 1試合やる → 3) 試合登録 → 4) 相手に承認してもらう
